あさぎまだら

いよいよ今日から5月です。世の中、ゴールデンウィークの真っ最中って所だと思いますがコロナ禍の影響で、巣篭もり状態なのではないでしょうか?当館も昨年から2年続けて、客足はサッパリで「商売あがったり」とはまさにこのことだなと思います。こんな気持ちが晴れない日々を送っていると私がよく思い起こす和歌があります。
花の色は 移りにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに(小野小町)
百人一首の中でも超有名な歌ですね。人により色々解釈はあるかと思いますが、この歌を思い起こす度に、「今、下を向いててはいけないんだ、前を見据えてしっかり歩んでいかなければ」なんて気持ちに立ち返ることができます。(私だけ?)
 そこで、今日は、【あさぎまだら】と言う蝶について、紹介したいと思います。この蝶は、秋に日本本土から南西諸島・台湾への渡る個体が多く発見され、または少数だが初夏から夏にその逆のコースで北上している個体が発見されている。秋の南下の中には直線距離で1,500 km以上移動した個体や、1日あたり200 km以上の速さで移動した個体もある。『ウィキペディア(Wikipedia)』より引用 との事です。この小さな蝶が1500キロも移動するんです。驚異的な距離だと思います。なんとなくですが、励まされますよね、蝶に!!そして、この、あさぎまだら、大分県では、国東市に隣接する姫島村で初夏に多くの飛来が確認される事で有名です。姫島村のあさぎまだらの様子。2020年5月19日私が何気なくホテルの周辺の遊歩道を散歩していた時、あさぎまだらが飛び交っているのを発見しました。その時の動画がこちらです。

その時も、この蝶たちは何百キロも飛び続け今やっとここにたどりついたんだな。と言う感慨が押し寄せてきた記憶があります。みなさんも国東に訪れた際、この可憐で小さな旅行者を探してみてはいかがですか?出会えた際には幸運が訪れる・・・かもです。by 大ちゃん